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Jumping Spider Photo Gallery -CONTENTS-
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2004.07.30まで │ アダンソンハエトリ Hasarius adansoni
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とろとろとまどろんでいるような。7月25日

さいしょに気付いたのが7月13日でした。
和室に掛かったカーテン上、白くもやもやとしたひとかたまり。
サテどうしたものかと数日のあいだ大人しく見守って過ごしましたが、
やはりムラムラと撮りたくなるのです。
そんなわけで今回は記録ふうに,文体も変えてみたりなどする。

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●7月19日 この日初めて撮影した。↑こちらは部屋の中から
image image ←外側から見てみる。刺激を与えるまでもなくイソイソと母親は落ち着きがない。しかし出入りしている形跡もなし。食事や水分はどうしているのだろう?
image ←やや。
↓ややや。
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●7月22日 毎日見ていたはずなのに,いつの間にやら脚が生えている,眼ができている。ハエトリグモの形になっている。腹部背面には模様らしきもあり。しかし母親がいなければアダンソンハエトリだとは判らない。眼域が黒いのは透けて見えるその部分が,いかに複雑な構造を備えているかの証だろうか
●7月23日 前日とさほど変わりはない。眼域の黒さがいくぶんか増しただろうか。腹部末端に糸器も窺える。脚先はまだ単純な形状。力なくユラユラと漂っているようにも見えるが,思いだしたように何かに反応し,ぴくつくこともしばしば image
image ●7月25日 冒頭の画像と同日を迎える。周辺部のほうから恒常的に動き出すものが現れはじめた。とは言っても,もぞもぞとした身じろぎ,もしくはむずがるようなものであり「移動」と呼ぶにはほど遠い。こぼれ落ちはしないかと心配になる
image ●7月27日 早朝の目覚めとともに見てみると昨夜まで一緒にいたはずの母親が消えている! ほとんどの個体がなにがしかの動きを見せている。この日までぴったりと側にいたのはやはり,庇護が目的だったのだろうか? そしてこの日,その役目を終えた?
→脚先にも何らかの仕組みが見てとれる。鋏角・触肢あたりも複雑さを増している。機能が完成しつつあるのかもしれない。しかしながら口調が違うものを読み返すたび我が事ながら失笑を禁じ得ない image
などと言っていると,
わっ!
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出て来ている! が,自分でも何かの違和感を覚えたのかもしれない,おぼつかぬ足取りで袋巣に戻っていった。この日から数日をかけて,行きつ戻りつしながらも徐々に行動範囲を拡げ,やがてきょうだいたちは三々五々散らばって行くことになる
●7月30日 カーテンの袋巣には誰もいない。
目を凝らせばまだ,同じ窓辺や壁面を小さくジャンプする
2ミリに満たない幼体を何頭か見つけられた。この個体は障子の上を徘徊中。
思わず両手でかき抱きそうになるのを堪え,十数カットを撮影したのです。
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