テレスコマイクロを装着したままのE995をぶら下げて、へなへなと駒沢公園へ辿り着き。
そこでばったりと出会ったのが本コーナー初登場のアリグモ氏。
進化って面白いなあ。ちゃんと頭の後ろもくびれて三分割ふうに見せておりますし
（昆虫は頭・胸・腹の三箇所、クモは頭胸・腹の二箇所が分かれ目）
体形だけでなく、ポーズにしても第一脚を触角に見たて、第四脚は内股で‘きゅっ’と。
サテそれよりも顔だ顔。顔を撮らんければ意味がないのだ彼は。こっち向いて。

何かを狙ってでもいたのか、葉上の同じ場所にしばらくの間居てくれたのですが、ずーーっと向こうを向きっぱなし。しかしカメラのAFの作動音あるいは撮影者の放射する怪しい妖気のようなもの？に反応してか、時折くるりと振り向いてくれます。（でもすぐ元に戻る）なるほど、というわけでピントを固定させ、左手をそろそろとカメラから離し、お尻の数センチ後ろ辺りで指をくるくる。「なんや」パチリ。向こう向く。くるくる。「ひつこいわッ」パチリ。とまあ、繰り返したのですが……結果はイマイチ。縮小してなんとか見られる程度ですね。ネットで見ることの出来るアリグモの顔写真として、目標に掲げているものには到底およびません。修行します。
シルエットもさることながらこの顔、このどエライ鋏角こそがアリグモ♂のキモなのですが……