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Jumping Spider Photo Gallery -CONTENTS-
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休憩(その3)2006年4月
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image ●●060404
まだ大した手応えも感じられぬ間に4月になっちゃったよ、もうとっくに色々出てきてるぞ、と引き続きMicro Nikkor 55mm F2.8s+PN-11でもって大慌てで愛する多摩川近辺へ。厚口トレペとプラ板の切れ端はバッグに放り込んだものの、なにがしかの対策もせぬまま内蔵フラッシュそのまま使用です。
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ほらさっそくネコハエトリ。上の二枚と下の二枚は別個体です。
左列がD200+Micro Nikkor 55mm F2.8s+PN-11で内蔵フラッシュディフューズなし、
右列がGR-D、それぞれノートリで
image 実は左はかなりの手ブレをしています。
ウ〜ムどうなんだろう……
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その他にもシラホシコゲチャ亜成体♂、同じく幼体、何か白いもの(強奪物?)をくわえたアオオビハエトリなどなど。いつの間にやら普通に出会える時期になっていたようです。ですが、どうにもパッとしません。拡大率も足りないことは足りないのですが、いえ、問題なのは機材やらどうやら、そんな上ッ面なことではありゃせんのです、承知してはいるのですが
image ●●060411
昆虫写真家の海野和男氏が編み出し、同じく昆虫写真家の湊和雄氏はじめ幾人かの方々によってノウハウを蓄積された『ズームレンズ改造マクロ』というものがあります。標準ズームレンズ(安価なもので良いのですが、いくつかの条件もあります)の前玉を外し、マクロレンズにするという奥義です。当初より選択肢としてはあったのですが、突発的・衝動的に中古¥5,000のAF Zoom Nikkor 28-80mm F3.3-5.6Gを購入、オートフォーカスだぜズームだぜ、とホンの数枚使ったフリをして、おもむろにこの手に掛けます。海野氏は『力任せに捻ると』と書かれていました。そもそも外れるというのはどの部分なのでしょうか。ご、ごせんえン。と呟きなぜかいろんな人達に心で謝りながら両手に握りしめグキッと。
おおう! こりゃ、ひょっとして、イケルかもだ!!
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この数日間ベランダのデュランタに数頭が網を張っていた、体長2mm未満のオニグモの幼体。逆さにして見える腹部の鬼顔(?)も、なんだか鬼の幼児顔で、もうたまらんカワユサなのです。内蔵フラッシュを厚口トレペでディフューズ、左はノートリ、右は37.5%縮小でトリミングです
image ●●060422
こうなりゃいっそ。とうとうテレコンに手を出してしまいます。1.5倍のこれならいろんな意味で後悔せんだろ、やってみなくちゃわからない。わからないワカラナイ、うわごとを言いながら入手したKenkoのMC4DGを装着して
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SB-30に厚口トレペを巻き、さらに鏡筒前縁にも同じくトレペを立て掛けたようなかたちで両面テープにて接着、ホイサホイサと多摩川近辺へ赴けば→4月も後半だ、案の定ネコハエトリ♂も姿を見せているではありませんか! さあさあ焦るぞ焦る
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日陰にいたネコハエトリ♀は、まあまあ。そこそこ。ただこの後ディフューズがうまくいかず、露出だの絞りだのISOだの、頭がこんがらがってメチャクチャになってしまい……
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シラホシコゲチャ♂、同♀、アオオビハエトリ。4日撮影分よりも随分マシになってきました。もうちょい、あと少し
ひとまず今日はまぁ、こんなところで。帰り支度をしかけたとき、フと視界の隅、それと記憶の中にも引っかかる動きが見えたのです。脱兎のごとく駈けて葉裏に隠れましたが脚先は覗いています。今のうちにファインダーに入れておこう…… もぞもぞ動いているのが見える、じーっとその場で待ちます。とてもとても忘れられないもののような気がします。 image
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出て、きた〜? 間違いない! ぼんッ、と一瞬で沸点に達したこちらの感情に反応でもしたか、逃げる逃げる、走る走る走る! カタオカハエトリだ、カタオカハエトリだカタオカハエトリだ、こりゃカタオカハエトリだ!!
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止まった写真だけでは「え〜全然違う〜」とガッカリされるやも? 私が同じものを見せられても、そう感じるかもしれません。この齢・状態のカタオカハエトリを見るまで、実際想像もつかないものでした。成体♂以外は地味だという知識しかなかったので、コゲチャハエトリ系と見分けがつかないのでは―― と考えていたのです。杞憂でした。一目瞭然、見ればわかるとは正にこのことだったのです。
無念なのは“生きて動いているのを、見ればわかる”ほどの、この魅力の本質がちぃ〜〜っとも写っていないことなのです。人に伝えられないことなのです。
image いろいろの設定の間違いで、どれもこれも全体に白ッ茶けたレンジの狭い画像になっていました。おまけにディフューズしているとはいえ、トレペのせいか真正面すぎるフラッシュのせいなのか、嘘の青い反射が目立っています
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image そしてこの後、さらに別個体にも遭遇したのです。1日に二個体とは!! こちらは幾分おとなしめで、ウデの張り出しも少なく、ふっくりした体型に見えました。ひょっとすると♀だったのかも?という気もします。
いやはや、ここはほんとうに天国かもしれません
ディフューズに向きそうな材料を手近なもので比べたところ、どうも0.3mm厚のプラ板が最良のようです。こいつをくるりん、と縦方向に巻いて輪ゴムで留めて。 D200に前玉外しマクロにテレコン、SB-30をプラ板でディフューズ。よっしゃこれで行こう。次に出かけるのは、やっぱり、
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